丸山珈琲から独立した人が立ち上げたコーヒー屋さんが気になる！　
ということで、小諸市にある彩本堂へ行ってきました。

目の前で淹れるサイフォンはまるでエンタメ。
その味も本当にスッキリとしていておいしい！　
なにより一緒に置かれる盆栽にとってもハマってしまって、
とても癒やされる時間でした。

以下、その全貌を写真でお届けします。

長野県・小諸市サイフォンと盆栽を楽しむ、彩本堂へ行ってきました！

2021年6月、丸山珈琲から独立した人が
コーヒー屋さんをオープンさせた、というお話が飛び込んできました。

「丸山珈琲から独立した」と聞くだけで
「絶対においしい！」と思えてしまうのですが、
さらにサイフォンを使って抽出していると聞き、
よりいっそう行ってみたくなりました。

彩本堂は、かつて小諸城を中心とする城下町だった場所、
北国街道の小諸宿にあります。
古くからある蔵を改築して作られたお店は、
店内には蔵がそのまま残っており、客席としても使われています。

大きな店頭幕はグリーン。和を感じる色合いです。

この日はカウンター席へ。
目の前でサイフォンを見れる特等席です。

メニューにはたくさんのコーヒーが並んでいますが、
自分の好みを伝えると、その中からおすすめのものを選んでいただけます。

サイフォンは蒸気圧を使って抽出する方法で、
コーヒー本来の風味がそのまま引き出され、
とてもスッキリとしたクリアな味わいを楽しむことができると言われています。

科学実験のような器具たちも可愛いですよね。
彩本堂では、ハロゲンランプを使っているようで、
そのランプの赤みも美しく、とてもいい雰囲気を作っていました。

抽出はみどころの１つ。
世界トップクラスのサイフォニストが１杯ずつ丁寧に入れてくれるんです。
始めるときは、声をかけてくれます！

フラスコのお湯が上がりきったら、撹拌します。

炎のように赤い光はいつまでも見ていられる美しさで、寒さの厳しい冬も、温かみを感じられて楽しめそうです。

熱源を止めしばらくすると、コーヒーが下のフラスコに落ちてきます。

エンタメのように楽しみながらいただけるスタイルは圧巻！

通常、コーヒーを淹れるときはマグカップを温めておきますが、
サイフォンで淹れたコーヒーは80℃以上あるようで、カップを温めなくても美味しく飲めるようです。

しばらくは熱くて飲めないので、まずは香りを楽しみます。

私はアイスコーヒーを注文。
氷でコーヒーが薄まらないように、飲むグラスとは別で注がれます。

飲む分をちょっとずつ注ぐスタイルは、
少しオトクな気分でもあり、なんだかちょっと楽しい。
ちなみにサイフォンは、コーヒーだけでなく、
お茶やハーブティも淹れてくれます。
これちょっと驚きじゃないですか？

とてもクリアでお茶本来の味わいを楽しめるんじゃないかな〜と思います。

そして彩本堂といえば盆栽。
実は、入口近くにたくさんの盆栽が並んでいます。

めちゃめちゃかわいい！
盆栽と聞いて想像するそれとは違って、ファッショナブルでおしゃれな感じ。
鉢もかわいいし、木のサイズ感もとても愛らしいです。

山形の石木花というところの盆栽で、鉢も苔も美しい。
「小さな器に大きな自然」というコンセプトからも分かる通り、
この鉢の中にでも自然界が存在していることを感じます。

彩本堂ではコーヒーと一緒に盆栽を１つ置いてくれます。
これはカウンター席のみのサービスだとか。
コーヒーを飲んでいる間、この盆栽の様子をじっくりと楽しむことができます。

本来であれば、こんなふうに木を様々な角度から眺めることって難しいですよね。
それがとっても簡単にできる盆栽。

そして盆栽は、
その影も一緒に楽しむことができると教えていただきました。

この木は、ケヤキ。

食器に映る盆栽の影。
植物とこんなふうにじっくり向き合うことは、日常でもあまりないことですよね。

ちなみにこのスイーツもとても美味しいです。

人気のスイーツは、すぐに完売してしまうようなので、
いただきたいときは早い時間に来店することをおすすめします。

彩本堂の「本」はBOOKのことかな？　と思っていたんですがとんだ勘違い。
「お客様の暮らしの本質を彩る」ということだそうです。

誰が、誰のために、そこにどんな思いを込めたのか。
これこそがモノづくりやサービスの原点であり、本質だと言っています。

１つ１つの所作やサービス、すべてに想いを込めてくださる彩本堂には、
美味しいコーヒーだけではなく、空間全てが心地よく、
上質な時間が流れているように感じます。

そして最後には自分だけの盆栽を買ってしまう。
我が家も２つ、お持ち帰りしました。
そして実は…

帰宅してすぐ、サイフォンまで購入してしまいました。
毎朝、淹れたてのサイフォンと盆栽で、
ゆったりとした時間を楽しんでします。

盆栽の魅力にも惹かれ、徐々に増やしていきたいと思っています。

ということでお店の情報です。

本日の写真は、CANON EOS RPとRF35mm F1.8 STMでお届けしました。