CONTAX T3の描写力がすごいので作例をご紹介します


※lumix lx9で撮影

最近では入手が困難になり、中古市場でも高額になってきている「CONTAX T3」。
しばらく我が家でもひっそりと保管されていたのですが、
早朝から高原へ行く機会を得たので、これは出番!と、
荷物に忍ばせ持って行きました。
早朝のなんともいえないニュアンスを持つ空にはフィルムの描写がピッタリ!
ということで、今回はCONTAX T3で撮影した写真をご紹介します。

CONTAX T3ってどんなカメラ?

CONTAX T3は京セラ最後のコンパクトフィルムカメラで、
レンズには、Carl ZeissのSonnar T* 35mm f/2.8が使われています。
中判カメラで有名なHassel BladのレンズもCarl Zeissですが、
とても素晴らしい描写力を持つレンズです。
そして「コンパクトカメラ」なのでレンズは交換できません。
「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」とおんなじ。
デザインは無駄がなくミニマルで、コンパクト。
重さは230gで携帯電話+αほどです。
ポケットやサコッシュ、ウエストバックにもポイポイって入るところが魅力。
そういえば、カメラのバージョンを表す数字の読み方って、
日本語で読むのか、英語なのか、わからないことってありませんか?
このカメラはCONTAX T3 「コンタックス ティースリー」と読みます。
フィルムカメラはなんだか難しそうと思う人もいるかもしれませんが、
ピントはオートフォーカスだし、フラッシュだってついてます。
カメラのことを何も知らなくても、
シャッターを押すだけで「フィルムならではの美しい写真」が簡単に撮れる、
素晴らしいカメラなんです。
フィルムは「写ルンです」などで使されている35mmフィルムを使います。
もちろん、モノクロフィルムも使えますよ。
さっそく撮影した写真をご紹介します。

CONTAX T3で撮った高原

手前のすすきに朝陽があたって輝いている写真。
すすき1つ1つがシャープです。

草のディティールはこんな感じ。



そして、なによりフィルム写真の良さは、
曖昧な色へのグラデーションがとても美しく撮影できること!



デジタルカメラでは白飛びしてしまいそうな、光に照らされた雲だってこのとおり。

光と雲、そして山並みの色を絶妙なグラデーションで写してくれるカメラ。
肉眼で見た感動をそのまま残してくれるようで、私はとっても好きなんです。
この美しさを残せるだけでも、フィルムカメラの価値があるなあと、改めて実感。
日が昇った後、別の場所でも撮影をしたので、また改めてご紹介します。
追記
作例その2を記事にしました。合わせてご覧ください。
コンパクトフィルムカメラのCONTAX T3を持って高原に行ってきました!

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