いつもの道からちょっと入ってみる、軽井沢わき道さんぽ

最近は毎週末、お散歩の時間をとっています。
今日は国道18号線とバイパスを繋ぐようにのびる湯川ふるさと公園付近をお散歩。
少し遅めの昼食の腹ごなしに歩いてみました。
時刻は16時過ぎ。
日が傾いてきて、少しオレンジかかった光がススキや白樺を照らします。

冬の晴天率90%を誇る軽井町は、今日もとても澄んだ空。
日中は10度近くまで気温が上がり、最低気温も1度と氷点下にならない暖かさでした。

信濃鉄道が通る陸橋が見えてきました。

そういえば軽井沢へ越してから、まだ在来線に乗っていません。
きっと車窓からの眺めも綺麗なんだろうなあと、想像しています。

左手には、湯川。なぜでしょう、流れる水の音を聞くと落ち着きますよね。
水が流れる音はとても耳障りのいいように感じます。
濁流のような激しい流れだと胸騒ぎもしそうですが、
穏やかな日は自然豊かな様を感じさせてくれますし、見ていて飽きません。

落葉樹が多いのも軽井沢エリアの特徴の1つ。
この季節は葉が落ち、太陽光が地上に届くのでお日さまが出るとポカポカします。
反対に夏はしっかりと葉を茂らせ、強い日差しから守ってくれる。
暑さをしのげる避暑地になるわけです。
誰が決めたわけでもない自然界のルール。
その恩恵をしっかりと体感できることも、大都市ではない地域ならではかもしれません。

ここは湯川ふるさと公園の敷地への入り口の1つ。

軽井沢では車や自転車で移動をすると便利ですが、
こうして自らの足で歩くことを選ぶと、知らなかった景色にもたくさん出逢います。
「この道がここがつながっていたんだ」とか、
「こんなところにこんなにいい場所があったんだ」と、
街の地図を自らの身体で作っていくような感覚が楽しい。

湯川ふるさと公園は、
上流地区・保全地区・センター地区・下流地区の4地区に分けられており、
センター地区には総合遊具やドッグラン、フットサルなどができる運動広場があります。

湯川ふるさと公園(軽井沢町サイトより引用):https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/sp/contents/1447659825394/index.html
今日歩いたのは保全地区。
ここは落葉樹を中心にたくさんの樹々が生え、その中に整備された歩道があります。
上高地の山の中と同じような景色に、錯覚を起こしました。
そのくらい気持ちがいいんですよね。

ぐんぐん進んでいくと公園を抜けて道路に出たのですが、
ここからは離山がとても美しく見えました。
離山がグランドキャニオンに見えるのはわたしだけ? といつも思うのですが、
軽井沢から見える山の中でもこっそりお気に入りの山です。
標高は1256m。テーブルのようになだらかな形をしていることから、
別名『テーブルマウンテン』と呼ばれています。
極寒の季節はうっすらと雪がかぶり、それはそれはとても美しいのです。


反対側へ目をやると、凛々しくてかっこいい浅間山も見えました。

今日は少し霞んで見えますが、まだ雪が残る浅間山はとてもきれい。

きっと昔から長いこと使われて来たんだろうなと思う線路。
高架下という場所はちょっとわくわくします。

ぐるりと廻るようなコースで戻ってきたお散歩。
小一時間でしたが、自然の空気をたくさん吸い込むことができて、
身体の中が新鮮になった感覚になれます。


いつも通る道も、ちょっと脇に入ると全く知らない世界があるんですね。
1日1つずつ、そんな出会を探してお散歩をすることが楽しい今日この頃でした。

次はどのわき道を行こうかな。

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