軽井沢町・長倉のシンボル、テーブル型の離山に登ってきました!

軽井沢に引っ越してきてからというもの、毎日のように見ていた離山。
軽井沢町にとってはシンボルなんですよね。
あたたかくなったら登りたいなあと思っていたこの山に、ついに登ってきました!

思っていた以上にしっかりとした登山でしたが、
適度な負荷も初心者にはちょうどいい感じ。
以下、写真でその全貌をお届けします。

軽井沢町・長倉のシンボル、テーブル型の離山に登ってきました!

離山は標高1255.9メートル。
山の形がテーブルのようになだらかなことからテーブルマウンテンとも呼ばれているようです。
過去にも写真をたくさん撮っている山で、浅間山よりも親しみのあるし、
どうやら初心者の登山にはもってこいだ!
といいうことも聞いて、さっそく登ってみました。

離山に登るコースは大きく2つの入口があるのですが、
この日は旧軽井沢付近の別荘地を抜けた東口から。
近くに駐車場はないので、
雲場池の駐車場を利用したり、付近の駐車場の利用が必要です。

登山道と書かれた看板を発見。
登山道の入口までもちょっと歩くのですが、
ゆるやかな坂が続いていて、すでに山の守が始まっている感覚です。

気軽なハイキングのつもりで、かなりの軽装。
登山時間もおよそ50分ほどのようで、そこまでしっかりとした準備は不要です。

それでも、せっかくの登山。
少し前に白馬で購入してきた靴を慣らそうと、
マウンテンブーツとウエアを着用しました。

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木々が生い茂る中をぐんぐん進みます。
木のおかげで直射日光は当たらないのですが、すでに汗がじわじわと….。
速乾性や通気性の良いTシャツを選ぶと良さそうです。

またまた看板発見。
もう少しなんだろうなあと思っているとついに!

入口を見つけました。

記帳場で名前を書いて….いよいよ、登っていきます。

ここからは一気に角度が急になります。

すでに山道を登ってきたような気分だったので、あれ、もっときつくなるのか….!
と思ってしまうほど、
想像以上に気楽に考えていたことを反省しながら登り始めます。

道は舗装されていてとても登りやすいです。

所々に今どのくらいの地点まで登ったのかわかる看板があります。
400メートルほど登ったということは、頂上まではあと3倍あるのか! 
と思いながら、ひたすらにジグザグした道を登って行きます。

ある意味この看板が頼り。
自分の位置とモチベーションを維持する、とても心強い存在でした。

山の中にはたくさんの落ち葉や枯れた枝が残っています。
これは、生ゴミを捨てるコンポストのように、
自然の分解者たちによって分解されて土に還っていきます。

堆肥となるので栄養分も高く、
やがて雨とともに土の中に染み込み、川を下って海に流れていく。
そこでは海洋生物の栄養になり、海の水はまた雨になる…。
こんなふうに、山と海と空はつながっているんですよね。

自然が溢れているこの場所では、
「自然界にゴミはない」ということを日常的に実感できます。

もちろんいろんな生物がいて、クマもその1つ…。
このあたりでもクマの目撃情報があるので注意が必要。

残念なことに、私たちはまだクマ鈴を買っていなかったので、
熊が近づいてこないように、大声でクイズを出し合いながら
山を登っていきました。
これがまた体力を奪って、余計に疲れてしまうんですが。

山頂に近づくとまわりの木々の様子も変わってきました。

いよいよ頂上!

最後は丸太のような木の階段を登っていきます。

見えてきた!あと一息….!

登頂!
頂上は想像以上に小さい場所でした。
何組も人がいたらちょっと狭いかも…。

山の名称が示された羅針盤。
登頂をしたぞ、という気持ちになり、初心者心がくすぐられました。

頂上からはこんな景色。

軽井沢町はもちろん、隣町である御代田町や、佐久市、東御市など、
これまで「よりみち道軽井沢」で行ってきた色んな場所を思い出しながら
しばらく地域を眺めました。

鳥の声と風の音。
静かでのんびりとした心地になって、とても気持ちのいい場所でした。

この尾根。個人的にとっても好き。
浅間サンラインからもよく見えるのですが、美しい曲線なんですよね。

さて、下山はせっかくなので反対側のルートで降りることに。
登ってきた道の反対側を下ります。

上りとは雰囲気も一気に変わって、階段を降りていくような道になっています。

少しずつ日も落ちてきて、クマも出そうな雰囲気…。
変わらず声を出しながら進みます。

下山でも頼りになるのはこの道標。
あとちょっと。

昔、道標の向きを変えるいたずらをドラマとかで見たことがありますが、
あれは絶対に軽い気持ちでやってはいけないやつですよね…。

だって本当に信頼してますもん、登山者は。
(離山登山でそこまで思ってしまうほどの初心者です。)

設置してくれた人にも感謝です。

木もかなり生い茂り、上りよりも山道感があります。
「うーん、これはあれだな」ということで、ついに熊鈴を手に入れることを決意します。

まっくらになったら、こんなに小さな山でも遭難しちゃうんだろうな。
自然への畏怖を感じます。

あ、なんか出口かも!

人工物を見て安心してしまう自分に、ちょっとげんなりしつつ。
出た場所は、離山にある軽井沢図書館でした。この時期は休館中。

中軽の駅前にある図書館よりは小さいですが、
こちらも雰囲気のある良い図書館なんですよね。

隣には軽井沢町の歴史民俗資料館があります。

自分が住んでいる場所の歴史を知ったら
もっと理解できるんだろうなということで、近々行ってみたいと思います。

そこを抜けると18号に出ます。いつもの道だ〜という安心感。

登山前、いろいろと調べてみると
「軽い山」というイメージを持ってしまったのですが、
いざ登ってみるとわりとしっかりとした山で、とてもいい運動になりました。

この町で暮らし始めて、いつも眺めている離山。
そんな親しみを持っていた山に登れた嬉しさはひとしおでした。

今度はまた違う季節に、登ってみたいと思います。
お子様連れでもぜひ。山頂でおむすびを頬張りたくなります。

ということで山情報です。

離山
コース入口 雲場池付近(東口)、歴史民俗博物館(南口)
登山口住所 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉
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