メキシコからの贈り物。チャリータのカゴバッグを買いました

暑いですね。とにかく今年は暑い。
そんな夏になると使いたくなるのがカゴバッグ!
これまで何度か購入したものの、
振り返ると今も使っているものは1つもないんですよね……。
サイズがちょっと小さかったり、
思いのほかフェミニンな雰囲気をまとってしまったり。
いつもなんだかしっくりくるバッグに出会えなかったんです。
今年こそ、巡り会いたい!
そう思っていた矢先、ついに出会ったバッグをご紹介します。

charita カゴバック

その日は、初めましてのアーティストと天王洲で待ち合わせ。
展示会で一目惚れした絵を購入したいとコンタクトし、
他にも彼女が描きためている作品を見せてもらう日でした。
大きなポートフォリオファイルには、素敵なイラストが何枚も!
どれもすごくかわいくて、これは悩んじゃうなあ、
と幸せな心地になったその時。
ん? そのバッグ、可愛くないっ?
目についたのは、彼女が作品を入れてきたバッグ。
気づけばカゴバッグだったんです。
適度に大きなサイズで、いい感じに馴染んだ茶色。
多くのカゴバッグは、バケーションを感じさせる丸みを帯びた形が多いんだけど、
これはしっかりと角を持った四角いバッグ。
どう見ても理想の形でした!
聞くと、知人が販売している「Charita(チャリータ)」というブランドで、
どうやらメキシコから取り寄せているとか。
さっそくメーカーに問い合わせてみると
現地に1つ在庫があることがわかり、取り寄せてもらうことになりました。
待つこと約2週間。ついに今日、届きました!


しっかりとした繊維で編み込まれているそのバッグからは、
手仕事の技を感じます。
マチもしっかりとられていて、とても丈夫そう!
届いたバッグには、商品を説明するカードと、お礼の言葉、
さらに暑い夏へのお気遣いが添えられていました。

<Producto de MRXICO>
この製品は、メキシコの中北部の田舎でイクストレという繊維を編み込んで作られたバッグです。テキーラを作る植物の副産物として、メキシコではポピュラーな素材です。現地では、農民やインディヘナが農作物を入れて市場に並べたり、トウモロコシや豆の収穫時にこれを入れて運んだりと、日常で使われています。……

メキシコの人からすれば、日常で目にするいたって普通の素材。
本来のもの作りは、そんな生活の営みの中で生まれるものなのかもしれません。
メキシコからはるばる届いたバッグに、編んでくれた生産者を想いました。
最近はこんなふうに、誰かからの紹介で素敵なモノやコトに出会うことが多く、
おかげさまで、そのモノやコトをとても愛しく思うことが増えています。
そういえばこのバッグを持っていたアーティストからも、2枚の絵を購入。
繋いでくれた人から、作ってくれた人のことまで、モノから人を感じる。
そんな出会いが多くなることは、なんだかとても嬉しく、
今日出会ったカゴバッグへの愛情も、いっそう強くなるのでした。

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